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2011
04.27

週刊現代「レベル7」現実は想像を超える、より

Category: 時事
2011年04月25日(月) 週刊現代より、抜粋しました。



-広島とも、チェルノブイリとも違う、フクシマ-

星教授が指摘するように、核分裂反応によって放出される放射性物質にはセシウム、ヨウ素、ストロンチウム、プルトニウムなどがあり、広島型原爆、チェルノブイリ事故、そして今回の福島第一原発ではその内容がかなり異なっている。

 福島の場合は、揮発性の高いヨウ素などを中心に1ヵ月以上にわたって延々と放射性物質を垂れ流す状態が続いている。

 広島とも、チェルノブイリとも違う人類のまったく経験したことのない「未知の事態」なのである。それによる今後数十年の健康被害、環境汚染はまったく想像もつかない領域になる。各国の識者も、放出された放射性物質の量と、内訳に注目している。

「オーストリアの気象庁が発表したデータによると、福島第一では事故から最初の3日間で、チェルノブイリの20%に当たる量のヨウ素を放出しています。日本の原子力安全・保安院の公表したデータより、私はこちらのほうを重視しています。福島第一の事故の特徴は、揮発性の高いヨウ素の放出量が、きわめて多いことです。

揮発性の物質の場合、汚染される範囲が非常に広くなる。福島の場合は、チェルノブイリと比べはるかに漏出の期間が長い。さらに福島では大量の汚染水を海に垂れ流している。 私はレベル7という判定は妥当だと思っています」

(アメリカのシンクタンク「エネルギー環境研究所」のアージュン・マキジャーニ博士)



-小児甲状腺がん-

チェルノブイリに近いベラルーシで、小児甲状腺がんの治療にあたった経験を持つ医師で松本市長の菅谷昭氏は、こう話す。

「ベラルーシでの小児甲状腺がんの発生数は、異常な率でした。国際的には、15歳未満の子どもの甲状腺がんは100万人に1人か2人。ところが汚染地では、それが100倍、多い地域では130倍に跳ね上がったんです。発生が増え始めたのは事故から5年後で、10年後にはピークを迎えました。私が診療していた当時も、毎日毎日子どもたちが診察に来た」

 病院を訪れ、手術を受けた思春期の女の子は、手術痕を見て、

「どうしてこんなことになったの! 何も悪いことはしてないのに」

 と悲嘆にくれていたという。菅谷氏によると、800人の患者のうち20人弱が死に至り、ミンスクの甲状腺がんセンターでは、6人に1人が肺への転移がみつかった。

「甲状腺がんにかかった子どもには、自覚症状がないんです。だから気付きにくい。定期的に触診や、超音波検査などを行って、早期に見つけださないといけない。甲状腺がんにかかると甲状腺を摘出しますので、一生、薬で甲状腺ホルモンを補充し続けなければいけないんです。薬の服用は毎日で、それを一生続けなければならない。



-セシウムによる、ミトコンドリアの破壊-

チェルノブイリ事故から25年目の研究で、甲状腺がんは小児が中心で、成人の発症率はきわめて低いという報告もあったが、成人には、別のリスクがある。

 チェルノブイリのあるウクライナで、土壌改良事業に携わった河田昌東・NPOチェルノブイリ救援・中部理事も危険性を指摘する。

「我々が入っているジトーミル州の面積は2万haあり、かつては麦畑と畜産を主産業とする地域でした。ところが、州の95%の地域で、栽培ができなくなったんです。

 住民は、自宅の庭先で作ったものや、放射能汚染が比較的低い地域で作ったものを食べていますが、それでも体内被曝の影響が大きいんです。

 がんはそれほどでもないんですが、多いのは心臓病、脳血管疾患です。放射線被害の例としてがんや白血病がよく指摘されていますが、現実には、内部被曝を原因とする心臓や脳血管疾患が問題なんです」

低線量領域の内部被曝が怖い
 河田氏によると、放射性物質のうちのセシウムは、細胞にとりつき、エネルギー器官であるミトコンドリアの機能を破壊する。ミトコンドリアの機能が放射性物質で破壊されると、脳や心臓の毛細血管に悪影響があるという。

「心筋梗塞、脳梗塞、脳溢血、クモ膜下出血などの血管系の病気です。

 これまでは、広島・長崎で放射線を浴びた外部被曝系の患者のデータしかなかった。よく専門家がテレビで、『100ミリシーベルトまでは大丈夫』なんて言っているのは、広島・長崎のデータをもとにしているんです。しかし、実際にウクライナ政府の発表したデータによると、全被曝者の7~8割が低線量領域にいた、内部被曝なんです。ICRPやIAEAが設定している基準は、低線量領域の内部被曝には本来、当てはまらない。

 もちろんがん患者もいますが、実際には心臓や、脳の疾病が問題なんですよ」

河田理事らのグループは、放射性物質で汚染された土壌を改良するため、菜種を栽培している。

「実際にやってみると、なかなか難しいとわかりました。放射性のセシウムは、土壌に割と強く吸着するんです。それも時間が経てば経つほど吸着力が強くなる。植物が吸収するのは、水に溶けた部分だけですから、土壌のなかにガッシリと吸着しているセシウムはとれないんです」(河田理事)

抜粋終わり




ミトコンドリアは、呼吸や食べ物から取り込んだ酸素やブドウ糖からエネルギーを生み出す、細胞内の重要な機能のようですね。この機能がダメージを受ければ、免疫力低下やあらゆる臓器の発育不全や不全に繋がることは、僕のような医学や生物学の素人でもたやすく想像できます。


ミトコンドリア
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