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2018
01.17

神域

Category: インド日記
アルナチャラ山は、古来から火の要素をもつシヴァ神の山とされています。

毎日のようにスカンダアシュラムやビルパクシャケイブに座りに行っていた私は、ある時、小道からほんの少しそれた岩場に入り、綺麗な小石を5つほど拾いもとの道に戻ろうとしました。
ところが、いま入ってきたばかりの入り口がどうしてもわかりません。
目星をつけた草木の合間を抜けようとしたら、頭に巻いたショールが茨の草木に捕らえられ、ほどこうとする手の平に、裸足の足に次々と棘が刺さり、一歩も身動きできなくなりました。大きな声で叫んでも誰も来てくれません。パニックになった頭の中に遭難の二文字が浮かび上がりました。

『わかりました!お返しします!』私は、拾った石を、バッグからパラパラと地面に落としました。
すると、それ以上棘は刺さらなくなり、動けるようになりました。あれほどわからなかった入ってきた場所も、難なく見つかりました。

これより何日か前、あつこと初めてアルナチャラに登ったときのことです。水晶のような小石を見つけた私は、記念にと、彼女に渡そうとしました。
『山のものは、持ち帰らないの』彼女はさりげなくそう言いました。

あつこをしてそう言わしめたのが誰なのか、この痛いレッスンによってはっきりとわからされました。



スカンダアシュラムへの道



ビルパクシャケイブ



Monday Only Park から見たアルナチャラ
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