--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2014
10.13

啄木 2

Category: 短歌
(9月予約投稿)

手袋を脱ぐ時 より

朝の湯の
湯ぶねのふちにうなじ載せ
ゆるく息する物思ひかな


窓硝子
塵と雨とに曇りたる窓硝子にも
かなしみはあり


新しきサラドの皿の
酢のかをり
こころに沁みてかなしき夕べ


(9月予約投稿)

空色のビンより
山羊(やぎ)の乳をつぐ
手のふるひなどいとしかりけり


六年(むとせ)ほど日ごと日毎にかぶりたる
古き帽子も
捨てられぬかな

ほそぼそと
そこらここらに虫の鳴く
昼の野に来て読む手紙かな


水のごと
体をひたすかなしみに
葱の香などのまじれる夕べ


時ありて
猫のまねなどして笑ふ
三十路のとものひとり住みかな
スポンサーサイト
トラックバックURL
http://salasvaty.blog94.fc2.com/tb.php/363-3e59c088
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。