2014
02.24

エヴァンゲリオンを観た

今年(2014)になって、95年10月から半年間テレビ放映されたアニメ「エヴァンゲリオン」を初めてビデオレンタルして観ました。当時私はすでに30代後半、アニメやテレビから縁遠い生活をしていました。

人間であるパイロットとのシンクロ率によってその働き方が決まるというこの戦闘ロボットエヴァ、初号機が作られたのがこの2014年であり、ストーリー展開は翌15年という設定ですから、リアルでは来年ということです。アニメを観ながらちょっと楽しくなるシンクロでした。

セカンドインパクト、使徒、アダム、人類補完計画、死海文書など、聖書的な背景色の色濃いプロットは、黙示録的終末を迎えた人類と、過酷な運命を背負わされる14歳の少年少女らの苦悩をこれでもかというくらいに描写します。フロイトの描く世界というか、精神科医のカウンセリングを受けているというか、子供の観るアニメとしては、馬鹿に現実的でありシュールでもあり。よくわからないという点を含め、白い月、黒い月というコンセプト、敵である使徒の中に、最後には自分らが含まれてくる辺りは、ヒンズー教のバカヴァッドギーターの影響を色濃く受けている印象をもちました。

特に、最終話だったか、エヴァのパイロットであるシンジがその本分である戦闘を放棄しようとした時にみせた、上司、葛城ミサトの態度には、戦士アルジュナが戦場にて戦いを放棄したときに彼を叱咤激励するクリシュナ神の姿に二重写しでした。

「アルジュナよ、戦いの結果は天に委ね、汝は、汝に与えられたクシャトリア(戦士)としての本分に従い、最後まで戦い抜きなさい。それでこそ汝は救われを得るのです。死んでも、生きても」これが、クリシュナの、ギーターのメッセージのエッセンスかもしれません。ミサトは、シンジがあの場面で戦いをやめることを、死んでも許さないと迫ったのでした。


ともあれ、子供を対象として生まれたアニメという文化は、このころから、完全に大人向けのコンセプトに変貌を遂げていたようです。いま生きている20代~30代の人たちは、こうした流れを知らないうちに自然に体内に取り込んでいるわけであり、彼らの40代以降の人生は、これまでの人たちのものとはかなり方向性の異なったものになるのかもしれません。40代の人たちには、すでにもう始まっているのが感じられるのかもしれません。そんな私は、いま50代なのですが。




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