2013
03.17

野焼き警報

Category: 時事
今日、栃木県足利市では、午前8時30分から始められた渡良瀬遊水地でのヨシ焼きによって、午前中に細かな灰がたくさん飛散しました。現在でも目に見えない粒子が舞っているはずです。

周辺地域の方へ。今後数日間は、内部被ばくする可能性が高いと思われます。外出は必要最低限に止め、必ずマスクを着用し、埃は家に持ち込まない工夫が必要です。窓を開けることは控え、洗濯は室内干ししましょう。特にあすからの数日間で雨が降った地域はホットスポットになる可能性があるので注意が必要です。当然、マスコミは何の注意勧告もしないでしょうが、匂いや視覚などの自分の感覚によって危険を察知することはどこにいても可能なのです。


さて以下のサイトの試算によれば、今回火入れする面積、600ヘクタールから発生するセシウムの量は、およそ7億8千万ベクレルになるといいます。自治体の震災瓦礫償却の受け入れ基準は、1キログラム当たり放射性セシウム濃度100ベクレル以下であるにもかかわらず、平均130ベクレルのヨシ原が野焼きされたのです。もちろん、高性能フィルターも何もなしに。

渡良瀬遊水地のヨシ焼きは、311以降、2年間中止されましたが、遊水地がラムサール条約に登録されたことをきっかけにして、自然環境保持+地域経済活性化の意見が放射線汚染物質による二次被害を懸念する声を抑え、再開されました。この辺りは、田中正造の時代の鉱毒問題、原発を新しいクリーンエネルギーとして推進した時代の動き方と、なんら変わっていないことがわかります。それは、これまで人々の内側が変わらなかったということなのですが。。。


以下、放射能汚染より自然保護?〜渡瀬遊水池「ヨシ焼き」問題3 より、抜粋、転載させていただきます。


◆ヨシ焼き中止から一転「再開」への動き・・・「自然保護」派の声を背景に
 さて、それでは今回のヨシ焼きの再開に至る経緯を簡単にまとめてみましょう。ヨシ焼きは毎年3月に実施していましたが、2011年は大震災直後で、それどころではなく中止になりました。計画停電や消防関係者を動員できないというのがその理由です。2012年は、放射能に関して安全性を確認できないからという理由で中止になりました。実際に放射能に対する周辺住民から不安の声が多く寄せられていました。ちなみに、その時の測定値はヨシからは最大で42ベクレル、下草からは最大で420ベクレル(乾燥重量1kq当たり)でしたので、むしろ今回の測定値の方が高いくらいです。
 こうして2回続けて中止となり、ヨシ原に手が付けられないでいたわけですが、昨年その状況を大きく変える出来事が起こりました。昨年7月、渡良瀬遊水池がラムサール条約の登録を受けたのです。これ自体は喜ばしいことです。世界的に貴重な湿地を守るための条約に登録されたのですから。
 ところがこのころから「ヨシ焼き」をめぐる動きが変わってきました。生態系保全のためのヨシ焼き再開を求める声があちこちから上がってきたのです。昨年11月には周辺の自然保護団体と治水団体4者が国土交通省に再開を求める署名を提出しています。ヨシ焼きをやらないため害虫が発生、ヨシの生育の悪化、希少な植物も減少しているというのがその理由です。
 そして、まるでこれが呼び水になったかのように、国と周辺自治体が動き始め、年明けの1月11日に周辺自治体の首長らを中心にした「渡良瀬遊水地ヨシ焼き再開検討協議会」が設置されました。そして、ひと月も経たない2月1日に第2回会議が開かれ、専門家による「安全確認」のもと、いともあっさりと「再開」が決定されたのです。日時は3月17日と決められました。なお、今回から主催者が「渡良瀬遊水池利用組合連合会」(生産者団体)から「渡良瀬遊水地ヨシ焼き連絡会」(自治体主導)に変わりました。一説では、連合会としては「何かあったらとても責任がとれない」からという話です。
 「ヨシ焼き再開」の直接的根拠は「安全が確認された」ということですが、「ラムサール条約に登録された生態系を保全する」ためという背景があるのです。これでは「自然保護」という「錦の御旗」を立てての再開強行ではないでしょうか。
 これが、おおまかな動きです。
◆「放射能汚染問題」を「自然保護問題」にすり替える動き
 結果的に、ヨシ焼きによる希少動植物の保護というメリットと放射性物質の拡散というデメリットを秤にかけて、メリットの方をとったのです。かつて、原発を「二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギー」「地球温暖化防止の切り札」などと、あたかも「自然保護」のために原発が必要だというような宣伝がされた時代がありました。というか今でもそういう人々がいます。そのときは地球温暖化防止条約(京都議定書)をお墨付きに使いました。この論理展開と似ているような気がしてなりません。今回は、ラムサール条約というお墨付きを利用し、自然保護という「錦の御旗」を掲げて、ヨシ焼きは「自然保護」のために必要と言っているのです。目に見えない放射性物質より、目に見えるきれいな草花の方の方が注目されやすいのは事実です。でも、きれいな草花の再生のために見えない放射能を拡散させても良いのでしょうか。

転載終わり


渡良瀬遊水池「ヨシ焼き」再開!〜「セシウム野焼き」の危険性?



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