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2014
10.15

啄木 3

Category: 短歌
(9月予約投稿)

忘れがたき人々 より


火をしたふ虫のごとくに
ともしびの明るき家に
かよひ慣れにき


きしきしと寒さに踏めば板軋む
かへりの廊下の
不意のくちづけ


波もなき二月の湾に
白塗りの
外国船が低く浮かべり
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2014
10.13

啄木 2

Category: 短歌
(9月予約投稿)

手袋を脱ぐ時 より

朝の湯の
湯ぶねのふちにうなじ載せ
ゆるく息する物思ひかな


窓硝子
塵と雨とに曇りたる窓硝子にも
かなしみはあり


新しきサラドの皿の
酢のかをり
こころに沁みてかなしき夕べ

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2014
10.12

啄木 1

Category: 短歌
(9月予約投稿)

悲しき玩具 より


考へれば、
ほんとに欲しいと思ふこと有るようで無し
煙管(キセル)をみがく


人がみな
同じ方角に向いてゆく。
それを横より見ている心。


青塗りの瀬戸の火鉢によりかかり
眼閉じ、眼を開け
時を惜しめり。

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2014
09.21

見晴台

Category: 短歌
うす曇の土曜日、近くの大坊山という山に出かけ、中腹の見晴台でブログ連載中のアシュタヴァクラ・ギーターを静かに読んだり、少し上まで登ったり、景色を眺めたりしてきました。
二年前、半年ほど、足利市の林道清掃の仕事をしていた頃、仲間と一緒によく訪れた場所です。


1.大坊の見晴台に上がりきて
  山つみの神に読むアシュタヴァクラ

2.さびしきを求め来たりし山頂に
  ユンボ穴掘るそんな日もあり

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2014
09.15

海にポイズン

Category: 短歌
1.魚などとても食べよと思えざる
  日本の海に毒周りたるいま

2.われ買える魚はツナ缶のみなりき
  産地は東南アジアの海と記(か)きあり

3.秋刀魚など焼きて好んで食べたのは
  毒の回らぬまだ一年後まで

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